2月 12, 2016

山積みのスマホ、流れるダンボール・・物流拠点の内部を見学

「KDDI東日本物流センター」ではヤマトロジスティクスが開発した物流拠点用の設備「FRAPS」(Free Rack Auto Pick System)と「マージソータ」が導入されています。「FRAPS」は、作業スタッフの前に流れてくるコンテナに対して、ランプが光っている棚の商品を指定数量だけ取り出してコンテナに入れ、棚のボタンを押して完了させるというものです。バーコードなどを駆使したデジタル管理が行われており、コンテナは1個が1件のauショップに対応しています。従来は紙の伝票を見ながらスタッフが台車を動かし棚を回っていたのですが、「FRAPS」ではスタッフは移動せず、コンテナ側が必要な場所に移動していくる形になっているのです。熟練のスタッフでなくても作業を行え、ピックアップだけなら従来の倍以上に効率化されているということです。ショップから複数回の注文があった場合などは、出荷用のラインの前で一時待機する「マージソータ」によって、ショップのコンテナが再びピックアップ用のラインに戻され、商品がなるべくひとつのダンボールで出荷されるようになっています。マージソータは最大2000個のコンテナをプールできるのです。

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