7月 18, 2016

体感速度は2GBメモリ搭載機の方が上

ベンチマークテストは、CPUや実際のアプリ動作、グラフィックスなどの性能を総合的に評価する「AnTuTu Benchmark(バージョン6.1.4)」と、3Dグラフィックスの性能を評価する「3DMark Ice Storm Unlimited」。このベンチマークテストでは、比較用にソニーモバイルコミュニケーションズのドコモ向け端末「Xperia Z3 Compact」の結果も掲載しています。少し古い端末ですが、多くの人が使っているハイエンド端末の例として参考にしてください。総合性能を計測するAnTuTuの測定結果を見ると、1万円台の製品だけあって一般的なハイエンド端末の半分程度の性能しかないのですが、スコア自体は2万~3万点台と、3万円台のSIMフリースマホとあまり違いありません。機能よりも安さ重視なら、これら1万円台の端末のコストパフォーマンスはかなり高いといえます。実際の操作感は、メモリが2GBか1GBかで大きく変わります。2GBの端末はブラウザやSNSなど、基本的なアプリをほぼストレスなく利用できました。しかし、1GBだと複数のアプリを起動した時点でもたつきを感じます。例えば、CPUなどプロセッサの処理性能は、ベンチマークだとMediaTek MT6735搭載のUPQ Phone A01Xがトップですが、体感速度では、メモリが2GBの雅(MIYABI)やZTE Blade V6、Snapdragon 400を搭載したZenFone Goの方が快適に利用できます。UPQ Phone A01Xはメモリが1GBで、複数のアプリを起動するとすぐに動作がもたついてしまうのです。HUAWEI Y6とPriori3S LTEは、上記の4機種と比べるとアプリの起動もやや遅いのです。とはいえ、メモリ2GBのPriori3S LTEは複数のアプリを起動してもそこまでもたつかず、ブラウザやSNSアプリだけを使いたい人にとっては許容範囲内の性能だと感じられました。

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