9月 13, 2017

腕にメモする人必見! ウエアラブルメモ

最も画期的で未来を感じさせてくれたのが、コスモテックの「Wearable memo」(価格未定、10月発売予定)です。名前の通り、身に付けるメモです。腕にメモ用紙を巻くタイプの製品は今までにもあったのですが、これは、そんなものではありません。何と、張り付けた肌用感圧型転写シール(いわゆるタトゥーシール)に文字が書けるのです。感触は腕に直接文字を書くのと変わらないのです。鉛筆でもボールペンでも書け、いらなくなったらはがして捨てることができます。本当の意味でウェアラブルなメモなのです。これは、東京ビジネスデザインアワード優秀賞を受賞した製品で、メーカーとデザイナーをマッチングする東京都の事業のひとつとして生まれたものだそうです。もともと、工業用フィルムメーカーのコスモテックがデザイナーと組むことで、新開発のタトゥーシールの上に文字が書けるフィルムを貼った製品を生み出したことがきっかけだそうです。この肌に貼り付ける「隠せるタイプ」のほかに、肌に直接貼るのに抵抗がある人向けに、「消せるタイプ」「貼れるタイプ」も用意しています。ワンタッチで腕に巻けるシリコンバンドにシートを貼ってそこに書く「貼れるタイプ」、シリコンバンドに直接書けてボールペンで書いても消しゴムで消せる「消せるタイプ」の2種類です。これらのWearable memoは面白グッズとしてではなく、現場で働く人を支援するグッズとして開発されています。そのため、「消せるタイプ」「貼れるタイプ」には時間軸などが印刷されたタイプもあり、養殖の現場で細かいデータをメモしたり、プレゼンのカンペとして使ったり、看護師が作業中にメモを取るなど、仕事で使えるアイテムとして実際に利用されているのです。

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